初心者で知識がないけど大丈夫?
運用実績が知りたい。
FX歴は5年以上です!
その悩みを解決できるような記事を書きました!
この記事を読むとユーロスイスフランの自動売買について、下記3つがわかります。
- ユーロスイスフランの特徴
- 口座比較
- 設定と運用実績
私はFXでは9通貨ペア以上で自動売買していて、通貨毎に口座を決めています。
FXでユーロスイスフランの自動売買を始めようという方の参考になるように、運用実績や設定について紹介していきます!
FX自動売買の運用実績
MATSUI FX(松井証券)では2025年3月からユーロスイスフランの自動売買をはじめました。
想定レンジは0.920~1.110で、「買」のみになります。
運用実績は下記になります。(毎月更新予定)
◆設定期間:2025/3/17〜
年月 | 評価損益 | 確定損益 | 累計損益 | 当月利回り |
---|---|---|---|---|
2025/5 | -82,386 | 113,428 | 31,042 | 1.99% |
2025/4 | -64,111 | 73,619 | 9,508 | 3.55% |
2025/3 | -3,814 | 2,662 | -1,152 | 0.44% |
ユーロスイスフランの通貨ペアの特徴
ユーロスイスフランの特徴は下記です。
- 流動性が高く、取引コストが低い
- 金利差でスワップポイントがもらいやすい
- 安全な通貨としてスイスフランが買われやすい
- 値幅が一定レンジ内
- スイスの中央銀行が相場を動かすことがある
流動性が高く、取引コストが低い
ユーロとスイスフランはよく取引される通貨ペアです。
そのため、売買がしやすく、手数料にあたるスプレッド(買値と売値の差)が狭いです。
短い時間で取引する人や自動売買にも向いています。
金利差でスワップポイントがもらいやすい
2025年3月時点で、ユーロの金利は3.15%、スイスの金利は0.50%と、2.65%の金利差があります。
この差があるので、ユーロを買うとスワップポイントがもらえます。
長く持っていると利益になることがあります。
下記の欧州とスイスフランの政策金利をみてみると、スイスフランの金利の方が高くなっています。
▼欧州(EUR)とスイスフラン(CHF)の政策金利推移
出典:マネーパートナーズ
参考ページ欧州政策金利の推移(EUR)
参考ページスイス政策金利の推移(CHF)
自動売買で決済されない期間でも、毎日スワップポイントが貰えるのは嬉しいですね!
安全な通貨としてスイスフランが買われやすい
スイスは戦争などのトラブルが起きたときに安心とされる国です。
だから、危険が高まるとスイスフランが買われて、ユーロ/スイスフランは下がることがあります。
危険なニュースがあるときは注意が必要です。
値幅が一定レンジ内
ユーロ/スイスフランチャートは一定の狭いレンジで比較的激しく変動しているので、自動売買向けの通貨ペアだと思います。
▼ユーロ/スイスフランチャート
2011年以降大体0.84~1.03のレンジ内で推移しています(画像の赤枠)。
スイスが2011年にユーロ無制限為替介入した時と、2015年にユーロ無制限為替介入を停止した際はレートが大きく動いています。
現在(2025年3月時点)はレートが下の方にあるので、買いでスワップポイントを貰いながら自動売買するのに有利な状況になっています。
スイスの中央銀行が相場を動かすことがある
過去にスイスの中央銀行は、スイスフランが強くなりすぎないように市場に介入しました。
特に2015年には大きな変動が起きました。
スイス中央銀行の動きはいつもチェックしましょう。
FX自動売買の口座比較
ユーロスイスフランを自動売買できる口座を比較してみました。
▼ユーロスイスフランの口座比較
証券口座/項目 | スプレット | スワップポイント | 最低取引通貨 | 利益幅 | 取引レート |
---|---|---|---|---|---|
MATSUI FX (松井証券) |
1.6銭 | 84円 | 1通貨 | 自由 | レンジ内 |
ループイフダン (アイネット証券) |
8.0銭 | 100円 | 1,000通貨 | 選択制 | 追尾 |
※2025年3月15日現在
※スワップポイントは10,000通貨あたりの1日の平均
使っている口座があればその口座を使ってもいいですし、使っている口座がなければその時点で条件のいい口座を選ぶのがいいと思います。
現在(2025年3月)ではMATSUI FXが1番スプレットが狭く、ループイフダンがスワップポイントが高くなっています。
(スプレットとスワップポイントは変動します)
ユーロスイスフランの自動売買設定
私がMATSUI FXで運用している「ユーロスイスフラン」の設定を紹介していきます!
MATSUI FXの自動売買の設定は5つの項目を決めるだけなので簡単です。(任意項目もあり)
ユーロスイスフランの自動売買では、売買は「買」になります!
「売」はマイナスのスワップポイントが多いので設定していません。
運用資金は100万円(必要証拠金60万円)で数量が0.1(1,000通過)です。
数量を変更すれば少額でも運用可能。
数量を0.01(100通過)で設定すれば運用資金は10万円になります!
数量は設定した後からでも「設定照会」から編集可能。
想定レンジ
想定レンジは過去のレンジから決めています。
▼ユーロ/スイスフランチャート(過去5年間)
資金効率をよくするために過去5年間のレンジから設定します。
2020年以降大体0.920~1.110のレンジ内で推移しています。
2022年の半ば以降大体0.920~1.015のレンジ内で推移(画像の赤枠)しているので、こちらを想定レンジとします。
自動売買設定画面
想定レンジから下記のように自動売買設定をしています。
- 買:0.920~1.0155で注文値幅5pips
- 利幅は50pips固定
- 数量は0.1(1,000通貨)
- 運用停止ラインは設定なし
- 注文本数は174本
※2025年3月時点
運用資金200万円(必要証拠金115万円)での、ロスカット値は0.91926(全てのポジション保有時)
証拠金シミュレーションで計算
想定レンジの通りに注文しても注文価格がずれてしまうので、画像付きで注文画面を紹介していきます。
実際の入力する値は画像の値になります!
1つの設定で100注文までしか登録できないので、想定レンジ外になりそうな時は設定(0.9410以上)を追加します。
▼注文画面①
注文レンジ上限:1.01500
注文レンジ下限:0.92000
▼注文確認画面①
▼注文画面②
注文レンジ上限:1.01550
注文レンジ下限:0.92050
注文価格や決済価格も確認できるのでわかりやすいですね!!
注意点
自動売買は便利ですが、「絶対に勝てる」わけではありません。
運用する際は下記に注意して自己責任で行いましょう。
- 元本保証ではない
- 想定レンジからの外れる
- ロスカットのリスク
FXは元本保証ではありません。リスクを理解した上で運用する必要があります。
相場が想定レンジを外れると、含み損が拡大する可能性があります。
証拠金が不足するとロスカットされる可能性があります。
まとめ
今回はユーロスイスフランの自動売買について、以下の3つのポイントをご紹介しました。
- ユーロスイスフランの特徴
- 口座比較
- 設定と運用実績
ユーロスイスフランの特徴は主に以下の3つです。
- 金利差が大きい:スワップポイントを狙いやすい
- 連動性が高い:ユーロ圏との経済結びつきが強い
- 値幅が一定レンジ内:比較的安定した動き
設定については、私と同じ設定を参考にしてもいいですし、「ユーロスイスフラン FX自動売買設定」などで検索すれば他の方の設定も見つかるので、参考にしてみるのもおすすめです。
ユーロスイスフランで自動売買を始めてみようと考えている方にとって、今回の記事が少しでも役立てば嬉しいです。