月収5万円にはいくら資金が必要?
スワップ投資の設定や運用実績が知りたい。
その悩みを解決できるような記事を書きました!
ハンガリーフォリント円は国内FX業者で2022年10月から取扱いが開始された新しい通貨ペアです。
この記事を読むと下記3つがわかります。
- ハンガリーフォリントの特徴
- 月収5万円に必要な資金
- 設定と運用実績
私はFXでは自動売買で運用している通貨が多いですが、ハンガリーフォリント/円はスワップ投資のみで運用しています。
ハンガリーフォリントでスワップ投資を始めようという方の参考になるように、運用実績や設定について紹介していきます!
ハンガリーフォリントスワップ投資の運用実績
2023年1月からはじめたハンガリーフォリントスワップ投資の運用実績は下表のとおりです。
(スワップの金額が下がったため、2024年5月一旦運用終了)
(月5万円貰う設定を記事内で紹介しますが、検証のために1/10の月5,000円貰う設定で運用中)
▼2024年
月 | 元本 | 通貨数※ | 累計スワップポイント | 累計損益 |
---|---|---|---|---|
4月 | 150,000円 | 14LOT | 9,565円 | +14,795円 |
3月 | 150,000円 | 14LOT | 6,232円 | +5,082円 |
2月 | 120,000円 | 10LOT | 3,370円 | -530円 |
1月 | 100,000円 | 5LOT | 1,200円 | -1,700円 |
※1LOT=10万通貨
ハンガリーフォリントの特徴
ハンガリーフォリントの特徴は下記です。
- スワップポイントが高い
- 国債格付けが高い
- 値幅が一定レンジ内
- 少額で取引できる
- スプレットが少し広い
スワップポイントが高い
ハンガリーの政策金利は10.75%で、日本は-0.10%なので大きな差があります。(2023年1月時点)
金利差が大きいほど、貰えるスワップポイントが多くなります。
過去の政策金利の推移をみると、2005年から上がってきていますね。
▼ハンガリー政策金利の推移
国債格付けが高い
ハンガリーは中央ヨーロッパに位置しカルパチア盆地にある小国で、2004年にEUの加盟国として加わりました。
貿易相手国は輸出入ともにドイツがトップとなっていて、7〜8割はEU加盟国となっています。
下記が主な高金利通貨国と日本の格付けの表になります。
格付け会社/国 | チェコ | 日本 | メキシコ | 南アフリカ | トルコ | ハンガリー |
---|---|---|---|---|---|---|
S&P | AA- | A+ | BBB | BB- | B | BBB- |
※2022/10時点
格付会社のS&PではハンガリーはBBB-の格付になっています。
高金利通貨の南アフリカ、トルコリラよりハンガリーは信用できるということですね!
値幅が一定レンジ内
ハンガリーフォリント/円は一定の狭いレンジで緩やかに変動しているので、スワップ投資向きの通貨ペアだと思います。
▼ハンガリーフォリント/円チャート
チェココルナ/円は2012年には0.3円くらいまで下がっていて、だいたい0.3~0.75円のレンジ内で推移しています。
現在(2024年1月)は0.42くらいで安値圏にあるのでスワップ投資をはじめるにはいいタイミングですね。
少額で取引できる
ハンガリーフォリント/円はレンジが狭く、0.3~0.75円のレンジ内で推移しているので少額の証拠金で運用できます。
10万通貨の場合、約4,200円の証拠金があれば取引可能です!(2024年1月現在)
みんなのFX、LIGHT FXは1万通貨単位で取引できるので、レートが0.42円としてレバレッジ1倍だと4,200円から取引できます。
スプレッドが少し広い
ハンガリーフォリント/円は「みんなのFX」と「LIGHTFX」でスプレッドは0.6くらいでが少し広くなっています。
2022年10月に取扱いが開始されたばかりなので、取引量が増えればスプレットは狭くなってくると思います!
スプレッドが少し広く、値動きが穏やかで自動売買には向かないので、スワップ投資向きですね。
口座比較
ハンガリーフォリント/円が取引できるのは国内FX業者ではトレイダーズ証券の「みんなのFX」と「LIGHTFX」のみです。(2024年1月現在)
下記で口座を比較してみました。
証券口座/項目 | スプレッド | スワップポイント | 最低取引通貨 |
---|---|---|---|
みんなのFX | 0.6銭 | 10円 | 10,000通貨 |
LIGHT FX※1 | 0.58銭 | 20円 | 10,000通貨 |
※2024年1月現在
※スワップポイントは100,000通貨あたりの1日の平均
※1:LIGHTペア
LIGHT FXのLIGHTペアのほうがスワップポイントが多くなっていますね。
月収5万円に必要な資金
ハンガリーフォリントのスワップ投資で月収5万円に必要な資金を計算してみます。
前提条件
- 1ヵ月:30日
- ハンガリーフォリント:0.42円
- スワップポイント(1lot※):1日20円(月約600円)
※1lot=10万通貨
月5万円スワップポイントをもらうのに必要な通貨数=
1lot×(5万円/600円)=約840万通貨
840万通貨購入するのに必要な資金=
0.42円×840万通貨×1(レバレッジ)=約355万円
必要資金
レバレッジ | 必要資金 | スワップポイント(月) | ロスカットレート |
---|---|---|---|
なし(1倍) | 355万円 | 50,400円 | 0円 |
2倍 | 178万円 | 50,400円 | 0.225円 |
3倍 | 119万円 | 50,400円 | 0.303円 |
5倍 | 71万円 | 50,400円 | 0.367円 |
レバレッジを高くしすぎてロスカットされないように、レバレッジ3倍までにしたいですね。
政策金利やレートによって必要資金は変わるので、参考適度にしてください。
必要資金は約120万円で考えています!
LIGHT FXのLIGHTペアの建玉数量上限について
LIGHTペアの建玉数量上限は、全通貨ペアの売建玉と買建玉を合計して5,000Lotです。
ハンガリーフォリント/円は1Lotあたり10万通貨、チェココルナ/円は1Lotあたり1万通貨。
ハンガリーフォリント/円とチェココルナ/円で最大建玉数量の半分ずつ保有しようとしたら、それぞれ25,000万通貨と2,500万通貨までになります。
最大建玉数量保有したときのハンガリーフォリント/円の1日の最大スワップポイントは5万円です。
【25,000(万通貨)/10(万通貨)*20(円)=50,000円】
ちなみにチェココルナ/円も5万円です。
【2,500(万通貨)/1(万通貨)*20(円)=50,000円】
関連記事チェココルナスワップ投資の設定と運用実績【10万円から運用可】
ハンガリーフォリントスワップ投資の設定
ハンガリーフォリント/円のスワップ投資で月5万円貰うための設定になります。(レバレッジ3倍)
▼前提条件
項目 | 値 |
---|---|
資金 | 120万円 |
想定レンジ | 0.3~0.5円 |
数量 | 50万通貨 |
発注幅 | 0.01 |
※2024年1月時点
0.3~0.5円まで、0.01円毎に50万通貨(合計850万通貨)保有するようになります。
0.01円毎に50万通貨だと合計1,000万通貨になりますが、0.3や0.5付近のレートになるには時間がかかりそう。
そのため、42万通貨(840万通貨/20ポジション)ではなく50万通貨にしています。
あとはレートがなかなか動かなければ、0.01円毎以外でも追加していこうと思います!
注意点
FXは今回紹介した設定は利益を狙える一方、リスクもあるので注意しましょう。
下記に注意点を5つまとめました。
- 預金とは違い元本保証ではない
- 絶対勝てる(負けない)という設定ではない
- スワップポイントやスプレットはずっと固定ではない
- 想定レンジから上振れ、下振れして損失になる可能性がある
- 証拠金が足りなくなるとロスカットされる
預金とは違い元本保証ではありません。
将来上昇(下落)するかは誰にもわかないので、絶対勝てる(負けない)わけではありません。
スワップポイントやスプレットは取引業者や政策金利、取引量などいろいろな条件によって変動します。
想定レンジは過去の推移から計算したものなので、上振れ、下振れして損失になる可能性があります。
証拠金が足りなくなるとロスカットされますが、一定の資産を守る役割があるので安全装置にもなります。
取引する前にリスクを正しく理解しておきましょう。
まとめ
今回はハンガリーフォリントスワップ投資について下記3つを紹介しました。
- ハンガリーフォリントの特徴
- 月収5万円に必要な資金
- 設定と運用実績
ハンガリーフォリントで運用する理由は、「スワップポイントが高い」、「国債格付けが高い」、「値幅が一定レンジ内」、「少額で取引できる」、「スワップ投資向き」です。
私の設定と同じにしてもいいですし、「ハンガリーフォリントスワップ投資設定」などで検索すれば他の方の設定もでてくるので参考にしてもいいと思います。
注意点で記載したリスクを理解して、それでも問題ないという人に今回の記事が参考になれば幸いです。