代用FXのやり方と運用実績を公開|株や投信を担保にスワップ収入
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株式や投資信託を、スワップ収入にも活かせないかな。
でも、FXのために現金を追加するのは不安。
代用FXって、実際どれくらい危ないの?
私は2026年9月から代用FXを始めました。
口座ごとに約30万円ずつ、DMM.com証券と三菱UFJ eスマート証券で運用しています。
この記事では、その中身と結果をそのまま公開します。
代用FX(代用有価証券)は、持っている株や投信を担保にしてFXをする方法です。
株や投信は売らずに持ったまま、スワップ収入をねらえます。
ただし、株安と円高が重なると、一気にロスカットに近づく弱点もあります。
そこで私は、通貨ごとにレバレッジの上限を決めて運用しています。
この記事を読むと、次のことがわかります。
- 代用FXの週ごと・月ごとの運用実績
- 代用FXの仕組みとメリット・デメリット
- DMM.com証券・三菱UFJ eスマート証券・SBI証券の違い
- 口座に共通する代用FXのやり方
- スワップで担保を増やす私の戦略とロスカット対策
DMM.com証券では、株はDMM株、FXはDMM FXで取引できます。
三菱UFJ eスマート証券では、株と投資信託は三菱UFJ eスマート証券、FXは三菱UFJ eスマート証券FXで取引できます。
代用FXの設定と運用実績
まずは運用設定と実績から紹介します。
現在の運用設定
口座ごとに約30万円の株式(投信)を担保にして、増えたスワップで担保を買い足していくように運用しています。
考え方の詳細は、私の代用FX戦略で紹介しています。
| 項目 | DMM.com証券 | 三菱UFJ eスマート証券 |
|---|---|---|
| 元本 | 30万円 | 30万円 |
| 担保銘柄 | 2559 MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
| 運用開始日 | 2026/10/1 | 2026/10/1 |
| FX通貨ペア | メキシコペソ円 | トルコリラ円 |
| 追加担保額 | 0万円 | 0万円 |
毎月の実績
DMM.com証券と三菱UFJ eスマート証券の運用実績です。
DMM.com証券
▼2026年
| 期間 | スワップ収入 | FX評価損益 | 担保評価額 | 合計損益 |
|---|---|---|---|---|
| 10月 | +xx円 | -xx円 | xx,xxx円 | xx,xxx円 |
三菱UFJ eスマート証券
▼2026年
| 期間 | スワップ収入 | FX評価損益 | 担保評価額 | 合計損益 |
|---|---|---|---|---|
| 10月 | +xx円 | -xx円 | xx,xxx円 | xx,xxx円 |
担保の買い足し記録
スワップ収入でオルカンを買い足したら、ここに記録します。
担保が少しずつ増えていく様子が、この戦略の成果です。
| 日付 | 口座 | 買い足し金額 | 担保の時価(買い足し時) |
|---|---|---|---|
| 購入後に記載 | ー | ー | ー |
実績は毎月の積み重ねで見ていこう!
代用FXとは?株や投信を担保にFXをする方法
代用FXは、持っている株や投信を「代用有価証券」として預けて、FXの証拠金にする方法です。
代用有価証券とは、現金のかわりに担保として使える株や投信のことです。
証券会社の画面では、この言葉がよく使われます。
担保として預けても、株や投信は自分のもののままです。
値上がりすれば、その利益も受け取れます。
ひとつ注意したいのが「掛け目」です。
掛け目は、株や投信を担保として何割の価値で評価するかという割合です。
たとえば掛け目が70%なら、10万円の銘柄は担保として7万円の扱いになります。

現金でFXをする場合との違い
違いを表にまとめます。
| 比べる項目 | 現金でFX | 代用FX |
|---|---|---|
| 必要な現金 | 証拠金の全額 | 原則いらない(損失の支払いなどで必要になることがある) |
| 株や投信の値上がり益 | なし | 受け取れる |
| 担保の評価 | 現金の額そのまま | 掛け目の分だけ低くなる |
| 株価が下がったとき | 影響なし | 担保が減り、ロスカットに近づく |
資金を効率よく使える反面、株価の影響も受けるのが代用FXです。
まずは掛け目の分だけ担保が小さくなると覚えておこう!
代用FXのメリット
仕組みがわかったところで、代用FXのよい点を3つ紹介します。
どれも「株や投信を売らずに使える」ことから生まれるメリットです。
- 現金を足さなくても始められる
- 株や投信の値上がり益とスワップ収入を同時にねらえる
- 資金を効率よく使える
現金を足さなくても始められる
いちばんのメリットは、手持ちの株や投信だけでFXを始められることです。
生活費や貯金に手をつけずにスワップ収入をねらえます。
「FXのためにまとまった現金を入れるのは怖い」と感じる人も多いでしょう。
代用FXなら、その心理的なハードルが下がります。
株や投信の値上がり益とスワップ収入を同時にねらえる
オルカンやS&P500は、長く持って値上がりを待つ人が多い商品です。
代用FXなら、持っている間もスワップ収入が入ってきます。
1つのお金で、2つの収入源を持てるイメージです。
資金を効率よく使える
現金でFXをすると、そのお金はFXにしか使えません。
代用FXでは、同じお金が「投資信託」と「FXの担保」の2役をこなします。
少ない資金でも、運用の幅を広げられます。
持っているだけの株や投信に、もうひと仕事してもらおう!
代用FXのデメリットと注意点
メリットがある一方で、代用FXには現金のFXにはない危なさがあります。
代用FXの主なデメリットは、次の3つです。
- 株安と円高が同時に起きると、ロスカットが近づく
- 損失や手数料の支払いに現金が必要になることがある
- 担保にできる商品は口座ごとに違う
株安と円高が同時に起きると、ロスカットが近づく
代用FXの最大の弱点は、損が重なりやすいことです。
株価が下がる場面では、メキシコペソやトルコリラも円に対して下がりやすいです。
世界的に不安が広がると、株は売られます。
同じタイミングで、新興国の通貨も売られ、円が買われがちです。
すると、担保のオルカンが減り、FXの含み損も増えます。
ロスカット(損失が広がりすぎたときに強制的に決済されること)が、一気に近づきます。
損失や手数料の支払いに現金が必要になることがある
代用FXでも、現金がまったくいらないわけではありません。
決済して損が出たときは、その支払いに現金が必要になります。
現金が足りないと「不足金」となり、期限までに入金を求められます。
証券口座に、少しだけ現金を置いておくと安心です。
担保にできる商品は口座ごとに違う
どの株や投信を担保にできるかは、口座ごとに違います。
たとえば三菱UFJ eスマート証券では投信を担保にできますが、使えない口座もあります。
掛け目も口座や商品によって変わります。
口座を選ぶときは、自分の持っている商品が担保にできるかを先に確認しておきましょう。
値動きのたびに気持ちが揺れて眠れなくなる人や、証券口座に現金をまったく置いておけない人には、代用FXは向きません。
私がどう対策しているかは、私の代用FX戦略で紹介します。
株安と円高は一緒にやってくると思っておいてね。
代用FXができる口座を比較|DMM FX・三菱UFJ eスマート証券FX・SBI証券
代用FXができる口座のうち、3社を比べます。
3社は「担保にできる商品」「取引単位」「コスト」で特徴が分かれます。
| 比べる項目 | DMM FX | 三菱UFJ eスマート証券FX | SBI証券 |
|---|---|---|---|
| いちばんの特徴 | スプレッド・スワップの条件がよい | 投信も担保にできる | 少ない単位で取引できる |
| 取引単位 | 1万通貨 | 1,000通貨 | 100通貨 |
| 担保にできる商品 | 株式 | 株式・投信(投信は分配金受取型のみ) | 株式 |
| 掛け目 | 70% | 70% | 70% |
| NISA口座の株や投信 | 使えない | 使えない | 使えない |
主な高金利通貨のスワップとスプレッドを、3社で比較します。
表の「スプレッド」は、売値と買値の差のことで、取引するたびにかかる実質的なコストです。
「pips」はその単位で、円が入った通貨ペアでは1pips=1銭です。
| 通貨ペア(スワップ/スプレッド) | DMM FX | 三菱UFJ eスマート証券FX | SBI証券 |
|---|---|---|---|
| メキシコペソ円 | 13円/0.2pips | 13円/0.3pips | 7.8円/0.3pips |
| 南アフリカランド円 | 12円/1.0pips | 12円/3.0pips | 8.4円/0.9pips |
| トルコリラ円 | 24円/1.4pips | 23円/3.0pips | 13.8円/2.8pips |
※スワップは1万通貨あたり・1日分の買いスワップ(2026年9月14日時点)。
※スプレッドは、DMM FXと三菱UFJ eスマート証券FXが原則固定の時間帯の値、SBI証券は基準値です。
原則固定の時間帯は、DMM FXが午前9時~翌午前5時、三菱UFJ eスマート証券FXが午前9時~翌午前3時です。
時間帯や相場によって広がることがあります。
(出典:DMM株、三菱UFJ eスマート証券、SBI証券)2026年9月現在。
DMM FX:コストとスワップを重視したい人向け
DMM FXは、スプレッドやスワップの条件がよいのが特徴です。
長く持ってスワップを受け取る運用では、この条件の差が積み重なります。
一方で、取引単位は1万通貨からです。
少ない担保で始めると、レバレッジが上がりやすい点には注意が必要です。
三菱UFJ eスマート証券:投信を担保にしたい人向け
三菱UFJ eスマート証券は、投信も担保にできるのが特徴です。
ただし担保にできるのは、分配金を受け取るコースの投信だけです。
分配金を自動で再投資するコースで買った銘柄は、担保にできません。
取引単位は1,000通貨からなので、10万円ほどの担保でも数量を調整しやすいです。
三菱UFJ eスマート証券の口座を開設SBI証券:少ない単位から試したい人向け
SBI証券は、100通貨という少ない単位で取引できるのが特徴です。
担保が少ないうちでも、レバレッジを低く抑えたまま始められます。
「まずは小さく試してみたい」という人に向いています。
一方で、スワップは他の2社より低めです。
担保にしたい商品と、始めたい金額に合う口座を選ぼう!
代用FXのやり方【共通の5ステップ】
口座を選んだら、次は始め方です。
画面の操作は口座ごとに違うので、ここでは共通の流れだけを紹介します。
代用FXは、次の5ステップで始められます。
- 証券口座とFX口座を開く
- 担保にする株や投信を買う
- 株や投信を担保として代用振替する
- 通貨ペアを選んで注文する
- レバレッジを毎週チェックする
①証券口座とFX口座を開く
代用FXには、証券口座とFX口座の両方が必要です。
株や投信を持つ証券口座と、FXをする口座は、同じ会社でそろえます。
別々の会社の口座では、株や投信を担保にできません。
すでにその会社の証券口座を持っているなら、FX口座を追加で開くだけです。
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②担保にする株や投信を買う
担保にする株や投信を、証券口座で買います。
すでに持っているなら、このステップは飛ばせます。
③株や投信を担保として代用振替する
買った株や投信を、FXの担保として振替します。
この手続きをしないと、株や投信を持っていても担保になりません。
④通貨ペアを選んで注文する
担保評価額を見ながら、通貨ペアを選んで注文します。
持てる数量は、時価ではなく担保評価額で計算しましょう。
⑤レバレッジを毎週チェックする
株価や為替が動くと、何もしなくてもレバレッジは変わります。
週に1回は、上限を超えていないかを確かめましょう。
証券会社の画面には、レバレッジではなく「証拠金維持率」が表示されることが多いです。
読みかえ方は、私の代用FX戦略の早見表で紹介しています。

口座ごとの詳しい手順は、次の記事で紹介しています。
代用振替を忘れずに、5ステップで始めよう!
私の代用FX戦略|口座ごとに30万円から担保を増やす
ここからは、私が実際にどう運用しているかを紹介します。
「スワップで担保を増やし、レバレッジの上限で守る」のが私の戦略です。
戦略の全体像:スワップ収入で担保を買い足していく
考え方はシンプルです。
スワップ収入を使わずに、担保を買い足します。
スワップ収入はFX口座に入ります。
そこで、たまったスワップを証券口座へ移してから、オルカンを買い足します。
担保が増えると、同じ数量でもレバレッジが下がります。
時間がたつほど、ロスカットされにくい状態に近づいていきます。

口座と担保と通貨ペアの組み合わせ
代用FXは、「どの口座で」「何を担保にして」「どの通貨ペアを持つか」の組み合わせで中身が変わります。
まずは、担保にする商品の候補から見ていきましょう。
担保にできる商品は口座によって違います。株式(ETF)だけの口座もあれば、投資信託も使える口座もあります。
株式(ETF)
ETFは、株と同じように市場で売買できる投資信託です。株式として担保にできます。
担保にするなら、個別株よりETFのほうが向いていると思います。
理由は下記。
- 個別株より値動きが小さく、担保の評価額が安定する
- 1口から担保にできるので、少ない金額から始められる
担保にできるのは単元単位(100株など)で、単元未満では担保にできません。
個別株はふつう100株単位なので、株価1,000円の銘柄でも10万円が必要です。
ETFなら1株(1口)から担保にできるので、数千円単位で調整できます。
(ETFの最低株数は銘柄によって変わります。)
ETFの最低株数は実際の注文画面で数量でどの単位で注文できるか確認してみてください。
(1株単位の場合は1株から担保にでき、10株単位の場合は10株から担保にできます)
私が担保にするETFを選ぶときに比べた主な候補です。
| 銘柄名(銘柄コード) | 価格 | 注文単位 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559) | 2,951円 | 1株 | オルカンのETF版。三菱UFJアセットマネジメントが運用 |
| MAXIS 米国株式(S&P500)上場投信(2558) | 3,469円 | 1株 | S&P500のETF版。三菱UFJアセットマネジメントが運用 |
| iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655) | 868円 | 10株 | S&P500のETF版。ブラックロックが運用 |
| iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561) | 1,983円 | 1株 | 日本の国債。元本割れのリスクは低いが、リターンも控えめ |
| MAXIS Jリート上場投信(1597) | 1,789円 | 1株 | 日本不動産投資信託)のETF。東証REIT指数に連動 |
※価格は2026年9月18日の終値
投資信託
投資信託は1口から担保にできます。
私が担保にする投資信託を選ぶときに比べた主な候補です。
どれも手数料の安いインデックスファンドです。
| 銘柄名 | 信託報酬(年率) | 基準価額 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) |
0.05775% | 37,161円 | 世界中の株に分散できる |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0814% | 43,454円 | 米国の大企業500社に分散できる |
| eMAXIS Slim 先進国株式(含む日本) <オール先進国> |
0.09889% | 13,955円 | 日本を含む先進国の株に分散できる |
| eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 0.143% | 20,969円 | 国内・先進国・新興国の株式、債券、リートの8つに均等に投資 |
| eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 0.132% | 8,401円 | 日本の債券。元本割れのリスクは低いが、リターンも控えめ |
※信託報酬は保有中にかかる費用(手数料)
※基準価額は1万口あたり、2026年9月18日時点
通貨ペア
私が高金利の通貨を選ぶときに比べた主な候補です。
| 通貨 | 政策金利 | 国債格付け |
|---|---|---|
| チェココルナ | 3.75% | Aa3 |
| ポーランドズロチ | 3.75% | A2 |
| ハンガリーフォリント | 5.50% | Baa2 |
| メキシコペソ | 6.50% | Baa3 |
| 南アフリカランド | 7.00% | Ba2 |
| トルコリラ | 37.00% | Ba3 |
| (参考)日本円 | 1.00% | A1 |
※2026年9月15日時点
※国債格付けはムーディーズによるもの
表を見ると、国債格付けが高い国ほど政策金利が低い傾向があります。格付けは、その国の信用度を表すものです。
スワップポイントは主に日本との金利差で決まります。そのため、政策金利が高い通貨ほど多くもらえます。ただし、金利が高い通貨は国の信用度が低いことが多く、急落しやすい点に注意が必要です。
通貨ペアは金利の高さだけで決めず、「スワップの多さ(政策金利)」と「安心度(国債格付け)」のバランスを見て選ぶことが大切です。
私が選んだ口座と担保と通貨ペアの組み合わせ
ここまで紹介した候補の中から、私は次の組み合わせにしました。
| 口座 | 担保 | 担保の元本 | 通貨ペア |
|---|---|---|---|
| DMM.com証券 | MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559) | 30万円 | メキシコペソ円 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 30万円 | トルコリラ円 |
あくまで「私はこう選んだ」という例なので、同じにする必要はありません。
この組み合わせを選んだ理由
DMM 株で「MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)」、
三菱UFJ eスマート証券で「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を選んだ理由は2つあります。
1つ目は、もともと長く持つつもりの商品だからです。
(長期的に見ればチャートは右肩上がり)
2つ目は、1つの商品で世界中の株に分散できるからです。
S&P500も候補でしたが、全世界と米国のどちらが将来伸びるかは分からないので、オルカンにしました。
通貨ペアを口座ごとに分けたのは、1つの通貨が暴落しても、もう1つの通貨まで巻き込まれないようにするためです。
同じ口座にまとめると、1つの通貨の損失で口座全体がロスカットに近づいてしまいます。
トルコリラはスワップが大きい一方で、値下がりもとても大きい通貨です。
だからこそ、メキシコペソよりレバレッジの上限を低くします。
担保の買い足しについて
スワップが貯まってきたら、そのお金で担保を買い足していきます。
何を買い足すかは、口座ごとに次のように決めています。
| 口座 | 買い足すもの |
|---|---|
| DMM.com証券 | 今の担保と同じ「MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)」 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | 当面は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(含む日本)」 今後はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
三菱UFJ eスマート証券でオルカンではなく先進国株式を選んだのは、1回に必要な金額が小さく、早く買い足せるからです。
分配金を受け取るコースで買う場合、投資信託は1万口単位でしか買えません。
オルカンは1万口あたりの基準価額が先進国株式の約3倍もあるので、スワップが買える金額まで貯まるのに時間がかかってしまいます。
オルカンと先進国株式の一番大きな違いは、新興国の株が入っているかどうかです。
新興国の割合は1割ほどなので、値動きもよく似ています。しばらく先進国株式で代わりにしても、大きな差はないと考えています。
毎月のスワップが2万円ほどになったら、オルカンの買い足しに切りかえて2ヶ月ごとに購入する予定です。
ロスカットを避けるために決めているルール
デメリットの章で紹介した「株安と円高が同時に起きる」場面に備えて、あらかじめルールを決めています。
ルールの基準は、通貨ごとに決めたレバレッジの上限です。
レバレッジは、株や投資信託の時価ではなく「担保評価額」で計算します。
担保評価額は時価に掛け目をかけた金額なので、時価より小さくなります。
時価で計算するとレバレッジが実際より低く見えて、気づかないうちに上限を超えてしまうからです。
上限を超えたときは、次の2段階で対応します。
| 通貨ペア | 上限 | 上限を超えたら | ここまで上がったら |
|---|---|---|---|
| トルコリラ円 | 2倍 | 新しい注文を止め、受け取ったスワップは担保の買い足しに回す | 2.5倍で数量を減らし、2倍以内に戻す |
| メキシコペソ円 | 3倍 | 新しい注文を止め、受け取ったスワップは担保の買い足しに回す | 3.5倍で数量を減らし、3倍以内に戻す |
2段階にしたのは、少し超えるたびに売っていると、損を確定させる回数が増えてしまうからです。
とはいえ、放っておけばロスカットに近づきます。
「ここまで来たら減らす」というラインを先に決めておけば、あわてずに動けます。
計算の例も見ておきましょう。
掛け目が70%なら、時価10万円の投資信託の担保評価額は7万円です。
1ペソ=9円のとき、メキシコペソ円をレバレッジ3倍(21万円分)まで持つとすると、持てるのは約2.3万通貨です。
ただし、証券会社の画面に表示されるのはレバレッジではなく「証拠金維持率」です。
そこで、レバレッジを証拠金維持率に置きかえた早見表を作りました。
| レバレッジ | 証拠金維持率の目安 | 私のルールでの意味 |
|---|---|---|
| 2倍 | 1,250% | トルコリラ円の上限 |
| 2.5倍 | 1,000% | トルコリラ円で数量を減らすライン |
| 3倍 | 約833% | メキシコペソ円の上限 |
| 3.5倍 | 約714% | メキシコペソ円で数量を減らすライン |
※個人口座で、必要証拠金が取引金額の4%(最大レバレッジ25倍)の場合の目安です。
計算式は「証拠金維持率=100%×25÷レバレッジ」です。
証拠金維持率には含み損益も反映されるため、担保評価額だけで計算したレバレッジとは少しずれます。
画面の証拠金維持率が表の数字を下回ったら、ルールの出番です。
チェックは週1回です。数量を減らすときは、含み損が小さいポジションから減らします。確定させる損を小さくするためです。
上限を超えたときにどう動くかは、始める前に決めておいてね。
よくある質問
代用FXについて、よく聞かれる質問に答えます。
代用FXの税金はどうなりますか?
FXのスワップ収入や決済の利益は、「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税の対象です。
税率は、所得税と住民税を合わせて20.315%です。
スワップ収入は、ポジションを決済したり、スワップを受け取ったりした年の利益として扱われます。【要確認:各社の扱い】
担保にしているオルカンは、売らない限り税金はかかりません。
NISA口座の株や投信も担保にできますか?
できません。
DMM.com証券・三菱UFJ eスマート証券・SBI証券のどれも、NISA口座で持っている株や投信は担保に使えません。
代用FXに使う株や投信は、特定口座か一般口座で買いましょう。
30万円より少なくても始められますか?
始められます。
取引単位が小さい口座ほど、少ない担保で始めやすいです。
たとえば、メキシコペソ円が1ペソ9円のときで考えてみます。
三菱UFJ eスマート証券の最小単位の1,000通貨なら、取引金額は約9,000円です。
レバレッジ3倍までに抑えるなら、担保評価額は約3,000円、時価では約4,300円の担保があれば足ります。
一方、DMM FXは1万通貨からなので、同じ条件でも時価で約4.3万円の担保が必要です。
SBI証券なら100通貨から取引でき、さらに少ない金額で試せます。
まとめ
代用FXは、持っている株や投信を担保にしてスワップ収入をねらう方法です。
現金を足さずに始められる一方、株安と円高が重なると危なくなります。
私は口座ごとに30万円の銘柄を担保に、メキシコペソとトルコリラを運用しています。
スワップで担保を買い足し、通貨ごとのレバレッジの上限で守る戦略です。
実績は、毎月更新していきます。

