月収5万円にはいくら資金が必要?
スワップ投資の設定や運用実績が知りたい。
その悩みを解決できるような記事を書きました!
チェココルナ円は国内FX業者で2022年10月から取扱いが開始された新しい通貨ペアです。
この記事を読むと下記3つがわかります。
- チェココルナの特徴
- 月収5万円に必要な資金
- 設定と運用実績
私はFXでは自動売買で運用している通貨が多いですが、チェココルナはスワップ投資のみで運用しています。
チェココルナ円でスワップ投資を始めようという方の参考になるように、運用実績や設定について紹介していきます!
目次
チェココルナスワップ投資の運用実績
2023年1月からはじめたチェココルナスワップ投資の運用実績(旧設定)は下表のとおりです。
(スワップの金額が下がったため、2023年5月一旦運用終了)
▼2023年
月 | 元本 | 決済損益(スワップ利益分) | 純資産 | 評価損益 | 利回り |
---|---|---|---|---|---|
1月 | 100,000円 | 2,833円(1,609円) | 105,722円 | 2,833円 | 1.12% |
2月 | 100,000円 | 5,803円(1,731円) | 111,525円 | 11,525円 | 4.07% |
3月 | 100,000円 | 8,586円(1,528円) | 136,456円 | 36,456円 | 7.05% |
4月 | 100,000円 | 12,830円(1,924円) | 149,280円 | 49,280円 | 10.72% |
5月 | 100,000円 | 20,512円(6,427円) | 143,586円 | 43,586円 | 20.51% |
先月の利益は20,512円でした。
スワップ利益は6,427円です。
5月にはスワップポイントが11円に下がって、レートも6を超えてきたので一旦全て利確しました!
5ヵ月間の運用で、合計損益は+43,586円、合計利回りは+43.58%だったのでいい結果になりました。
チェココルナをスワップ投資で運用する5つの理由
チェココルナの特徴は下記です。
- スワップポイントが高い
- 国債格付けが高い
- 値幅が一定レンジ内
- 少額で取引できる
- スプレットが少し広い
スワップポイントが高い
チェコの政策金利は7%で、日本は-0.10%なので大きな差があります。(2023年1月時点)
金利差が大きいほど、貰えるスワップポイントが多くなります。
過去の政策金利の推移をみると、2021年から高めになっていますね。
▼チェコ政策金利の推移
▼みんなのFXの買スワップポイント(2023年1月現在)
取引日/通貨 | ZARJPY | TRYJPY | MXNJPY | CZKJPY |
---|---|---|---|---|
1/27 | 13.1 | 14 | 19.1 | 20 |
1/26 | 13.1 | 14 | 19.1 | 20 |
1/25 | 39.3 | 36 | 57.3 | 45 |
1/34 | 13.1 | 12 | 19.1 | 20 |
出典:みんなのFX
チェココルナ/円のスワップポイントは1日平均20円(1万通貨あたり)になっています。
高金利通貨のメキシコ(MXNJPY)、南アフリカ(ZARJPY)、トルコリラ(TRYJPY)よりスワップポイントが高くなっていますね!
国債格付けが高い
チェコはヨーロッパで最も繁栄している経済の1つです。
下記が主な高金利通貨国と日本の格付けの表になります。
格付け会社/国 | チェコ | 日本 | メキシコ | 南アフリカ | トルコ |
---|---|---|---|---|---|
S&P | AA- | A+ | BBB | BB- | B |
Moody’s | Aa3 | A1 | Baa2 | Ba2 | B3 |
Fitch | AA- | A+ | BBB- | BB- | B |
※2022/10時点
どの格付け会社でもチェコが日本より高い格付けになっています。
高金利通貨のメキシコ、南アフリカ、トルコリラや日本より、チェコは信用できるということですね!
値幅が一定レンジ内
チェココルナ/円は一定の狭いレンジで緩やかに変動しているので、スワップ投資向きの通貨ペアだと思います。
▼チェココルナ/円チャート
チェココルナ/円は2020年コロナショック時には4.2円くらいまで下がっていますが、だいたい3,7~6円のレンジ内で推移しています。
長い期間5.4円を抜けることはありませんでしたが、2022年にはそれを抜けて5円代後半で推移していますね。
少額で取引できる
チェココルナ/円はレンジが狭く、3,7~6円のレンジ内で推移しているので少額の証拠金で運用できます。
10,000通貨の場合、約2,400円の証拠金があれば取引可能です!(2022年2月現在)
みんなのFX、LIGHT FXは1000通貨単位で取引できるので、レートが6円としてレバレッジ1倍だと6,000円で取引できます。
私が紹介する設定であれば、10万円から運用できます!
スプレットが少し広い
チェココロナ/円はスプレットが少し広くなっています。
下記はチェココロナ/円が取引できるサービスのスプレットの表で、主な高金利通貨と比較しています。
証券口座/通貨 | チェココロナ/円 | メキシコペソ/円 | 南アフリカ/円 | トルコリラ/円 |
---|---|---|---|---|
みんなのFX | 2.7銭 | 0.3銭 | 0.9銭 | 1.6銭 |
LIGHTFX | 2.7銭 | 0.3銭 | 0.9銭 | 1.6銭 |
※2023年1月現在の情報
※チェココロナ/円が取引できるのは国内FX業者ではトレイダーズ証券の「みんなのFX」と「LIGHTFX」のみ
どの高金利通貨よりもスプレットが広いですね。
2022年10月に取扱いが開始されたばかりなので、取引量が増えればスプレットは狭くなってくると思います!
スプレットが少し広く、値動きが穏やかなのでトラリピには向かないので、スワップ投資向きですね。
口座比較
チェココロナ円が取引できるのは国内FX業者ではトレイダーズ証券の「みんなのFX」と「LIGHTFX」のみです。(2023年3月現在)
下記で口座を比較してみました。
証券口座/項目 | スプレット | スワップポイント | 最低取引通貨 |
---|---|---|---|
みんなのFX | 0.3銭 | 15円 | 1,000通貨 |
LIGHT FX | 0.3銭 | 15円 | 1,000通貨 |
※2023年3月現在
※スワップポイントは10,000通貨あたりの1日の平均
どちらの口座もトレイダーズ証券の口座なので、比較した項目の値は全て同じですね。
どちらの口座を選んでもいいのかと。
どちらかの口座を使っていれば、通貨分散のために使っていない方の口座がいいと思います。
月収5万円に必要な資金
チェココロナのスワップ投資で月収5万円に必要な資金を計算してみます。
前提条件
- 1ヵ月:30日
- チェココロナ:6円
- スワップポイント(1lot※):1日20円(月約600円)
※1lot=1万通貨
月5万円スワップポイントをもらうのに必要な通貨数=
1lot×(5万円/600円)=約84万通貨
840万通貨購入するのに必要な資金=
6円×84万通貨×1(レバレッジ)=約505万円
必要資金
レバレッジ | 必要資金 | スワップポイント(月) | ロスカットレート |
---|---|---|---|
なし(1倍) | 505万円 | 50,400円 | 0円 |
2倍 | 253万円 | 50,400円 | 3.051円 |
3倍 | 169万円 | 50,400円 | 4.092円 |
5倍 | 101万円 | 50,400円 | 4.936円 |
レバレッジを高くしすぎてロスカットされないように、レバレッジ3倍までにしたいですね。
政策金利やレートによって必要資金は変わるので、参考適度にしてください。
必要資金は約170万円で考えています!
チェココルナスワップ投資の設定
チェココルナ円のスワップ投資の設定は下記のようになります。
▼前提条件
項目 | 値 |
---|---|
資金 | 170万円 |
想定レンジ | 5.4~6円 |
数量 | 6.5万通貨 |
発注幅 | 0.05 |
※2024年1月時点
5.4~6円まで、0.05円毎に6.5万通貨(合計約85万通貨)保有するようになります。
84万通貨で13ポジション(5.4~6円)では6.46万通貨で中途半端になるので、85万通貨保有するようにしています!
あとはレートがなかなか動かなければ、0.05円毎以外でも追加していこうと思います!
旧設定
運用実績に記載している旧設定になります。(レートが6まで下がったら新設定で運用開始)
5.4~5.9円まで、0.1円(10銭)毎に2万通貨(合計12万通貨)保有するようにしています。
また、決済レート(6円)になったら、約定価格が高い方から半分を決済して利益確定します。
5.9円、5.8円、5.7円でポジションを保有していたら5.9円を決済する感じ。
この設定の想定ロスカットレートは4円になります。
注文設定
実際に注文の際の設定は下記の表のとおりです。
項目 | 設定値 |
---|---|
①注文方法 | 指値 逆指値 |
②数量 | 1Lot |
③売/買 新規注文 |
買 |
④執行条件 | 指値 |
⑤注文価格 | 5.900 |
⑥有効期限 | 無期限 |
各項目毎に注意点を説明していきます!
注文方法
注文方法は「指値(逆指値)」を選択します。
スワップポイントのみを受け取るときや、決済するときは手動で行います。
数量
数量は「1」Lotを入力します。(資金が10万円の場合)
資金が2倍の20万円になれば、数量も2倍の「2」Lotを入力してください。
資金に合わせてかえていきましょう!
売/買
売/買は「買」を選択します。
スワップポイントを貰いたいので、売り設定せず買いのみになります。
執行条件と注文価格
執行条件は現在のレート以下の価格を注文するときは「指値」、レート以上の価格を注文するときは「逆指値」です。
例
※「指値」:現在のチェココルナ/円の値が6.050円の時
注文価格⇒5.900円
※「逆指値」:現在のチェココルナ/円の値が5.850円の時
注文価格⇒5.900円
実際の注文画面に「入力値:xxxx以下」のようにあるのでわかりやすいと思います!
有効期限
有効期限は「無期限」のままでOKです。
「注文」ボタンを押して注文しましょう!
実際の注文画面
実際の注文画面は下記のようになります。
▼注文画面
便利な設定(注文の時間短縮)
みんなのFX(LIGHT FX)のアプリを使っていて便利だと感じた設定を2つ紹介します。
手動で注文することになるので、少しでも時間短縮になると便利ですよね!
通貨設定
便利な設定の1つ目は注文の際に「CZKJPY」(チェココルナ/円)がすぐ見つかるようにする設定です。
アプリのフッターメニューの「レート」を選択した時に、デフォルトでは「CZKJPY」がスクロールしないと出てきません。
スクロールしなくても、一番上に表示されるように設定する手順が下記になります。
- フッターメニューの「メニュー」を選択
- 「設定」を選択
- 「通貨ペア設定」を選択
- 「通貨設定」を選択
- 「CZKJPY」を一番上に移動される
- 「設定変更」ボタンを押す
これでフッターメニューの「レート」を選択した時に、「CZKJPY」が一番上に表示されます!
注文設定
便利な設定の2つ目は注文の際に「数量(Lot)」をあらかじめ指定しておく設定です。
新規注文の画面では「数量(Lot)」がデフォルトで「1.0」になっています。
新規注文の画面では「数量(Lot)」のデフォルトの値を設定する手順が下記になります。
- フッターメニューの「メニュー」を選択
- 「設定」を選択
- 「注文設定」を選択
- 「通貨ペア」で「CZKJPY」を選択
- 「注文数量(Lot)」の値に任意の数字を入力
- 「設定変更」ボタンを押す
これで新規注文の画面で「数量(Lot)」に任意の数字が入力されている状態になります。
資金が10万円のときは設定不要ですが、資金が10万円以上のときは任意の数字を入力してみましょう!
注意点
FXは今回紹介した設定は利益を狙える一方、リスクもあるので注意しましょう。
下記に注意点を5つまとめました。
- 預金とは違い元本保証ではない
- 絶対勝てる(負けない)という設定ではない
- スワップポイントやスプレットはずっと固定ではない
- 想定レンジから上振れ、下振れして損失になる可能性がある
- 証拠金が足りなくなるとロスカットされる
預金とは違い元本保証ではありません。
将来上昇(下落)するかは誰にもわかないので、絶対勝てる(負けない)わけではありません。
スワップポイントやスプレットは取引業者や政策金利、取引量などいろいろな条件によって変動します。
想定レンジは過去の推移から計算したものなので、上振れ、下振れして損失になる可能性があります。
証拠金が足りなくなるとロスカットされますが、一定の資産を守る役割があるので安全装置にもなります。
取引する前にリスクを正しく理解しておきましょう。
まとめ
今回はチェココルナスワップ投資について下記3つを紹介しました。
- チェココルナを運用する理由
- 月収5万円に必要な資金
- 設定と運用実績
チェココルナで運用する理由は、「スワップポイントが高い」、「国債格付けが高い」、「値幅が一定レンジ内」、「少額で取引できる」、「スワップ投資向き」です。
私の設定と同じにしてもいいですし、「チェココルナスワップ投資設定」などで検索すれば他の方の設定もでてくるので参考にしてもいいと思います。
注意点で記載したリスクを理解して、それでも問題ないという人に今回の記事が参考になれば幸いです。