FX自動売買は忙しい人でも手軽に運用できる一方で、どの証券会社や戦略を選ぶかが成果を左右します。
私は松井証券FXの自動売買を利用し、「スワップポイント」と「為替差益」の両方を狙う戦略で取引を行っています。
本記事では、私が松井証券FXを選んだ理由や、実際の運用戦略、そして具体的な運用実績までを詳しく紹介していきます。
目次
なぜ松井証券FXの自動売買を選んだのか
私が松井証券FXの自動売買を利用している理由は、次の4つです。
- 一度設定すれば、ほぼ放置で運用できる
- スワップポイントが多め
- スプレッドが狭い
- 少額から運用できる
一度設定すれば、ほぼ放置で運用できる
FXには手動取引と自動取引がありますが、自動取引は一度設定すれば基本的に放置可能です。
確かに自動取引はスプレッドがやや広め(=手数料が高め)ですが、何度も同じ取引を繰り返す手間を考えると、自動取引の方が私には合っていました。
仕事中や遊びに出かけているときに、都度注文し直すのは意外と面倒です。
「ほぼ」と書いたのは、想定外のレート変動や急激な値動きの際には、設定を見直す必要があるからです。
スワップポイントが多め
松井証券FXは、自動取引対応口座の中でもスワップポイントが比較的高めです。
全ての通貨ペアでトップというわけではありませんが、口座を増やすと管理が複雑になるため、なるべく一つにまとめたいところ。
少しでも利益を積み上げるには、スワップポイントの多さが有利です。
スプレッドが狭い
松井証券FXは、自動取引対応口座の中でスプレッドも比較的狭め。
スプレッドが広いと、同じ条件でも注文や決済が成立しにくくなるため、少しでも狭い方が有利です。
ただし、注文数量によってスプレッドが変動する点には注意が必要です。
少額から運用できる
松井証券FXでは1通貨単位から取引が可能なため、資金が少なくても運用を始められます。
運用開始後も取引数量は自由に変更できますが、上限・下限レートは途中で変更できないため、事前にしっかり設定しておきましょう。
目安として、1通貨あたり約1万円の資金があれば運用可能ですが、通貨量が少ないほど1回の決済利益も小さくなります。
資金と利益のバランスを考えて数量を決めることが大切です。
スワップと為替差益狙い戦略
私はFXの自動売買で、主に「スワップ」と「為替差益」の両方を狙う戦略を採用しています。
この戦略のポイントは、以下の通りです。
- 金利差の大きい通貨ペアを選ぶ
- 過去のレートが一定範囲内の通貨ペア
- スワップポイントがプラスの取引のみ
- 想定レートを外れたら戻るまで放置
金利差の大きい通貨ペアを選ぶ
スワップ収入を最大化するため、金利差が広い通貨ペアで運用します。
金利差が狭いと、売買の向きによってスワップがプラスとマイナスを行き来し、設定変更が頻繁になってしまいます。
金利差が大きければ、想定レートを外れても毎日スワップを受け取れるため、心理的にも余裕が持てます。
過去のレートが一定範囲内の通貨ペア
過去数年間のレートが安定して一定範囲に収まっている通貨ペアを対象に取引します。
プラススワップのポジションでも、長期的に一方向へ動き続けると為替差益で損失が出る可能性があります。
そのため、過去の値動きを分析し、極端なトレンドが発生しにくい通貨ペアを選ぶことが重要。
スワップポイントがプラスの取引のみ
プラススワップのポジションだけを保有します。
過去にマイナススワップを抱えたまま想定レートを外れ、損失が拡大した経験があるためです。
マイナススワップは保有期間が長いほど負担が増え、精神的なストレスも大きくなります。
想定レートを外れたら戻るまで放置
想定レートを外れたら基本的には戻るまで放置します。
プラススワップのみを狙うため、取引可能なレート幅はやや狭くなります。
その代わり、取引通貨ペアを複数に分散させることで運用機会を確保。
資金に余裕があれば、想定レート外でもプラススワップを活かしてポジションを少しずつ積み増します。
松井証券FX自動売買の運用実績
ここでは、松井証券FX自動売買における運用通貨ペア、毎月の推移、そして月ごとの利益と利益率を紹介します。
運用通貨ペア
現在運用している通貨ペアと、その特徴を一覧でまとめました。
- ZAR/JPY(高金利通貨)
- MXN/JPY(高金利通貨)
- USD/CHF(リスク回避通貨)
- EUR/CHF(リスク回避通貨)
- GBP/CHF(リスク回避通貨)
- USD/CAD(隣国通貨)
- EUR/GBP(隣国通貨)
- AUD/NZD(隣国通貨)
- NOK/SEK(隣国通貨)
- AUD/CAD(資源国通貨)
- NZD/CAD(資源国通貨)
- EUR/AUD(主要通貨 × 資源国通貨)
- EUR/NZD(主要通貨 × 資源国通貨)
AUD/NZDは金利差が狭く、マイナススワップも比較的少ないため、買いと売りの両方で取引しています。
それ以外の通貨ペアはある程度の金利差があるため、基本的にプラススワップの取引のみを行っています。

毎月の推移
運用資金や純資産の変化を毎月のグラフにまとめています。
毎月の利益と利益率
決済損益・評価損益・利益率などを月ごとに集計した表です。
▼2025年
月 | 投資元本 | 純資産 | 決済損益 | 評価損益 | 決済利益率(%) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 500,000 | 502,712 | 4,479 | -59,410 | 0.90 |
2 | 3,500,000 | 3,504,322 | -58,306 | 506 | -1.67 |
3 | 9,000,000 | 9,035,861 | 113,003 | -80,958 | 1.26 |
4 | 10,500,000 | 10,339,562 | 556,554 | -733,841 | 5.30 |
5 | 10,500,000 | 10,975,890 | 385,142 | -482,655 | 3.67 |
6 | 10,500,000 | 10,732,095 | 153,186 | -879,636 | 1.46 |
7 | 10,500,000 | 11,095,286 | 188,264 | -704,709 | 1.79 |
8 | 10,500,000 | 11,182,182 | 65,285 | -683,099 | 0.62 |
9 | |||||
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※2025年2月、マイナススワップのポジションを保有したままロスカットとなってしまいました。
この経験から、以降は基本的にマイナススワップのポジションは持たない方針に変更しています(ただし、マイナス幅がごく小さい場合のみ例外とすることがあります)。

まとめ
松井証券FXの自動売買は一度設定すればほぼ放置で運用でき、スワップポイントが多くスプレッドも狭いため効率的に利益を狙えます。
私が採用している「スワップと為替差益狙い戦略」は、金利差の大きい通貨ペアを選び、過去のレート動向も考慮してリスクを抑えています。
実際の運用実績からも、安定した利益が見込めることがわかります。
これからFX自動売買を始める方にも参考になる内容だと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
私自身いろいろ試して、今は「売買益+スワップポイント」を両立できる設定に落ち着いています。
📌 通貨ペアごとに設定と運用実績を公開しています!
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